とろ

なんとかならないか考え考え日が暮れる

富士登山 はカップルに向かない

なんかそろそろ噴火しそうな気がするし

登れるうちに登っとこう!と思い立ち
人生初富士山に登ってきた記録。
 
いや~~~~                           しんどかった
富士登山したことある人みんな
「富士山?登ったことあるよ?^^」
みたいに言うから簡単だと勘違いしちゃったじゃん
超しんどい 時期タイミングあるかもだけど 超しんどかった記録
 
 
 
 
 
計画~準備
 
富士登山って、関西人からすると結構縁遠くて
折角気軽に行ける関東に出てきたしってことで関西の時からの友達と一緒に。
 
初心者だからガイド付きツアーが安心てことで
色々比較検討した結果
 
富士宮ルート(初心者向けがいいけど吉田ルートの渋滞は嫌だったので)
・9合目山小屋確約(天候で山頂に行けなくてもなるだけ高いとこまでいきたかったから)
・ガイド付きご来光ツアー
 

の条件で、東京発1泊二日のサンシャ●ンツアーにした。
やまどうぐやでフルレンタルして3万弱。セルフで登る人からすると高いらしいけど
私は安いと思う…登った結果わかったけどセルフじゃ絶対登れん!ご来光なんて無理!
いやツアーでも無理だったんだけどそれは後述
 
道具は、登山自体の初心者なので何も持ってない上に
何点借りればいいのかわからずフルセット(7点)にした。
モンベルのちゃんとした道具で結果的にとてもよかった 雨具が神
というわけで事前準備は行動食準備のみ(ハッピーターン・グミ・チョコ・パイン)
 



台風が来ないことをひたすら願い当日朝。
東京駅を6時に出発。
レンタルだったのでサンダル短パンというなめた格好で集合したけど
バスターミナルには「山!!!!!」みたいな屈強な人が多くてビビった
 
肝心のお天気は、曇りだけど山頂は雨と風がひどいあいにくの天候らしく、
「この2日間過酷だけど頑張ってね~~~^^だいたい40人中2人くらいはリタイヤするよ!」
とガイドさんに脅された ひぃ・・・・
 
売店でお昼を食べ、レンタル品に着替え13時登山開始。
ここから17時までやすみつつぶっ続けで登った。ひたすらのぼった。

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DONTEN
 
もうほんと、ほんっっっっとしんどかった・・・・
 
 
6合目までは道っぽい道だし、まあちょいきついハイキングくらいだったんだけど
そのあとがちょ~~~過酷
以下 過酷雑感
 
●まず道が岩 「すり足、小股、ももあげず」をスローガンに進んでたんだけど
「ももあげず」が無理なレベルの岩道が多発
間違えて転倒したら骨折じゃ済まんぞ!て道 道というか岩
 
●山小屋と山小屋の間が1時間くらい?あるんだけど
目標は見えてるのに全然たどり着かなくて 修行に近い
最近NARUTO読んでるせいで「忍者修行ってこんな感じなのかなぁ…」
と思った
 
●落石注意 といたるところに書いてあって、確かに落石しそうなサイズの岩がごろごろあった
けど上るだけでへとへとなので、万が一降ってきてもよけれる気がしない 
 
富士宮ルートは下山と登山が同じ道なので、すれ違う時に待ったりがめんどくさいと聞いてたけど
待つときに休めるのでそれは気にならなかった こまめに休んで深呼吸しないと高山病になる
 
●私は高山病をとにかく怖がってて、(高山病になった友達を肩で支えながら下山した友人の話を聞いていたので)
かなり深呼吸したおかげで高山病にはならずに済んだけど、友達がなりかけてて辛そうだった。頭痛でリタイアしかけてた…
 
●ツアーには小4~いてえらすぎてひっくり返るわ 泣いてたけど
 
●とにかくこの日は風が強くて、上に行けば行くほど寒いわ向かい風で進まんわで
「なんでこんなことやってんだろう・・・・」て気分に何回もなった
 
●ごみは全然おちてなくて感動した
 
●山小屋トイレは綺麗なとこと汚いところの差が激しかった
 綺麗なところ、といっても潔癖症は無理だと思うレベル においがキツイ・・・
 
●8合目くらいからは植物は皆無だし景色は変わらんし見えてる山小屋は永遠に着かないしで精神修行
 
●途中何回も「何でロープウェイつくらんの???」て疑念を抱いた
 信仰心が欠片もないせいで天候悪かったのかもしれん
 
●やっと9合目の山小屋につく頃にはへっとへとだった
 外気温2度とかだし嵐だし超寒い 寒いって100回は言った
 
●しかし本当の地獄は山小屋だった
 山頂が危険で行けなかったせいで、キャパ以上の宿泊客が押し寄せており
 おそらく3人寝るスペースに4人詰め込まれた。1人当たりのスペースは40センチ幅くらい。一応男女の仕切りはあるが、カーテンレールだけで、境目ポジションになった友達は、隣の男性がカーテン越しにもたれかかってきたのといびきに耐えかねて寝床を逃げ出し、夜の食堂スペースで座って寝ていた…

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HELL
 
●途中で気づき友達を探しに一旦山小屋から出た私は恐ろしい光景を目撃した
 なんと、深夜12時の暴風・極寒の屋外に野宿する登山客がごろごろいたのだ
 いや外気温0度とかだよ!?正気!?
 たぶん山小屋がいっぱいで入れてもらえなかったんだと思う…翌朝見ても誰も死んでなかったから人間つえぇ と思った
 
●山小屋は風雨をしのぐだけの場所、とは聞いていたマジでそうだった
 寝たいのにずっと話してる外国人とかいるし、耳栓かノイキャンイヤホンは必須
 
●あと、寝つきが不安な人は寝酒してもいいと思う みんなビール飲んでた(缶1本800円もする)
 高山病が怖くて酒を持って行かなかったけどウイスキー寝酒にもってきゃよかったと思った
 
●こんなしんどい思いしても!!けっきょく天候が悪く、登頂してもあたりは真っ白だという理由で
9合目で下山することになった
個人で登頂が目的の人は3時くらいに出発して登っていたからツアーじゃなければ登れたんだと思う…ただ9合目からでも平常時で80分かかるらしいし、真っ暗で危ないしで山小屋の人は客を引き止めてた 
頂上に咲いてる花を病床の家族からとってきてほしいと頼まれた、とかいう状況じゃないと行かない私は
 
 
●9合目からの下山は6時出発で、ひたすら降りて9時ごろ5合目ついた。
 下山は大変、と聞くけど、のぼりよりマシ!!!!ただ9合目からの下りだったので、
 朝起きて頂上まで登って達成感感じてからの下りだとキッツイだろうと思う
 
●下山して飲む缶ビール(400円)は美味しいかと思って飲んだけど疲れすぎて味がしなかった
 
●むしろそのあとの温泉(花の湯)が最&高だった 温泉最高 
 
●太古の時代の富士登山、絶対8割死んでると思った
 
 
富士山ですれ違ったクレイジーな人種
 
●ツアーガイドさん
平日普通の仕事をし、土日は富士山ガイドしてるらしい狂人
純粋に、なんで???
 
 
●エクストリームアイロニスト
アイロン台背負って登山する狂人がいた。山頂でアイロンがけしたらしい
人類豊かになりすぎだろ、と思った
 
 
●大雨の中半ズボンで山頂に向かう外国人
時々体温の感覚がおかしいんだろうなぁ・・・て西洋人いるけど富士山にもいた
 
 
 
 
タイトル、別にカップルで行ったわけでなく女友達といったんだけど
話題になってるでぃずにーなんかよりよっぽど別れる可能性たかいだろうと友達と話してた
 
男から誘って彼女が乗り気じゃなかったとかだと確実に別れる
たとえ途中でどんだけやさしい言葉をかけたとしても
「こんなとこ連れてくんなや今すぐ降ろせ」になる
それくらい精神が削られる 別れたいカップルは富士山に登ろう!(信仰心のかけらもない)
 
 
あぁでも景色は綺麗だったな・・・1日目の天気は良くて、振り返ればすぐ静岡の海がみ渡せて雄大だった
 
 

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こんだけ文句言ってても、やはりご来光みれなかったのは微妙に心残りで
次はどう攻めたらご来光見れるんだ・・・?と検討してたりする自分がいて怖い
 
今年は山閉まるし来年はたぶん日本にいないので再来年かな…それまで噴火しないでほしいな・・・
なんて、筋肉痛で死にかけてる足を引きずりながら考えている