ブロモ山とイジェン火山ブルーファイアーツアーでインドネシアに圧倒された
まぁタイトル通りなんだけど
先週の金土日にあこがれのブロモ&イジェンのツアーに参加したので記録
もうめ〜〜〜〜〜っちゃすごかった
この国に住んで半年近くになるけど「こ、このレベルの観光地がいっぱいある国ってやばくない!?」と今更ながら感動した
◼︎ブロモ・イジェン火山(ブルーファイアー)について
インドネシアのジャワ島東部にある活火山。2つの山は別々で、なので2日間にわけて観にいくツアーが主流(ブロモだけのツアーもある)。標高は3000mほど。
ブロモ山は景色がとにかく有名で、火口を観れるのがポイント
イジェンは硫黄ガスによって作られる青い炎が幻想的だということで
夜に見にいくツアーが人気。
2泊3日のツアー、ホテル朝食付きで1万円+入山料3000円。
◼︎1日目 ほぼ移動
1日目はほぼ移動で、KAIという特急列車にひたすら乗る。
10時に出発して、18時に到着・・・・・約8時間乗車。
途中は永遠に田園風景。
インドネシア、田園だらけなのにいまだに田植えも刈り取りも手作業なんだよ・・・すごい
こんな感じの風景が当たり前にいたるところでみれる
田園の中に時々家があって、山が遠くに見える風景は日本に似てるねって
同行の友達と喋ってた
8時間してプロポリンゴ駅という駅についた頃はもう真っ暗で、
そこから入山手続き(2つの山で3000円くらいする・・・・)
1〜2時間ほど車で移動して、ブロモ山の麓のホテルへ。
すでに高度が高いのでめちゃくちゃ寒い!!!!!!体感10度くらい
次の日の出発が早いのでこの日は寝るだけ。本当に移動しかしない1日。。。
◼︎2日目 ブロモ山ツアー
朝3:30に出発。なぜなら登山して朝日を見るツアーだから・・・・
朝メッッッッッチャ寒い(10度くらい)から起きるのかなり辛い。
インドネシアずっと夏だから、寒いと起きるのしんどいということを忘れていた・・・
布団最高・・・・・
関係ないけど、起きやすい気候なのに自由な時間に出社して来るインドネシア人に比べたら真冬でもきちんと定時出社する日本人がむしろ狂ってるのでは・・・?という気分になった
まぁでも早起きのいいことは早速あって、と〜〜〜にかく星が綺麗!!!
Hans BraxmeierによるPixabayからの画像
こんな感じ(撮ってないので素材サイトから近い星空を見つけた)
(三脚持ってないから流石に星空撮れない・・・・・)
日本の星空と違うところは、緯度が違うので南十字星座が見れるところらしい
ホテルから1時間くらい、ジープに乗って移動。
メンバーは上海人1人:フランス人3人:ガイド1人:日本人(私たち2人)。
まぁ真っ暗だからなにも状況がわからないんだけど、しばらく走ると
ガイドが「ついたよ!ここから2KMくらい登山してね」と車を停めた。
すると、フランス人が「私たちはツアー代金をちゃんと払ってるんだからもっと上まで行ってくれ」と猛抗議。
私は何のことかと全くわかってなかったんだけど、こういう状況だったっぽい
なんとか交渉成立し、ジープを上の方まで進めてもらえたおかげで
500Mくらい歩くだけで頂上についた・・・。
フランス人すごい フランス人様様
実際、、フランス人、だいぶ強いよ!!!強いというかしっかり主張することに躊躇いがない 初めてのツアーのはずなのにめちゃしっかり調べたんだろうなあと思う そういうところ含めて強い
上海人と私たちだけなら2KM凍えながら登山する羽目になってたよ・・・・
500m登山し、朝日を待つポイントで1時間ほど待つと・・・・
え〜〜〜〜すごい!!!山が現れた!!!
この、焼きたて!ジャパンのナンカレーのナンみたいな形してるのが
ブロモ山です(私が登ってたのはブロモ山ではなかった)
↓ナン
gourmetmangalibrary.blog.fc2.com
ここでひとしきり写真をとって、この見ているブロモ山へジープで移動。
ブロモ山の麓は砂で埋まっていて、なかなか歩きづらいので馬に乗っていく。
(歩けることは歩けるけど30分乗って1000円ほどと安かったので乗った)
乗馬は人生2回目だけど、かなり高いからやっぱり怖いな
1日何回くらい利用者いるの?と聞いたらいい時で10回くらいだって
1日1万円くらい儲けられたらインドネシア の賃金から考えるとかなりいいですよ
公務員の平均月給が7万なので・・・
途中、なんか見たことある感じの山だなぁと思って通り過ぎ、
そこから5分くらいでこのような階段を上る
すると・・・・・
か・・・・・火口!!!!!
この写真じゃ全然大きさ伝わらないんだけど超大きい火口!!!
煙出てる!!なんか下の方でぐつぐつしてる水が見える!!!!
人生初の生火口だったのでめちゃくちゃ興奮した!!!
うわ〜〜〜〜〜自分今地球の穴にいる!!!!と思った
本当にすごい
朝見た景色は、こういうことだったのね・・・・・
大満足でジープに戻り、そこから1時間ほどかけてホテルに戻。
そこからまた地獄の移動・・・・・・・
今度はミニバンで、6時間くらい移動。
車内めちゃくちゃ暑いし、インドネシアの車はバンバン追い越すし
(車線2つしかないのに追い越しまくりで怖い)
寝るしかなかった 移動が過酷
◼︎3日目イジェンブルーファイアーツアー
この日はもっと早く、12時に出発。早すぎる・・・・・
なぜかというと、昨日と違い登山に1〜2時間かかるから。
そしてブルーファイヤーは真っ暗じゃないと見えないから、日の出前に着く必要がある。
ということで真夜中の登山をしたよ。。。
例のごとく寒いんだけど、山がかなりの急勾配なので
めちゃくちゃ暑くなって結局最後の方Tシャツ一枚で歩いてた。
かなり辛かったよ!でも昨日と同じく星が綺麗なので
星を見ながら歩いてた
ウケたのが、力尽きた人のために人力タクシーがあったこと
3人がかりで荷車を押して運ぶ、片道5000円くらいらしい
わざわざここまで来たからリタイアしたくない・・・・!
て人向けかなぁ
1時間ほど歩いて、頂上に着いたら今度はなぜかガイドさんが岩場を降っていく。
え???頂上じゃないの!?と思ったけど真っ暗で状況もわからないし着いていくしかない。
真っ暗で足元が見えないのでとても怖い。これを30分くらいひたすら下ると・・・・
え!?!?!?いやちっっさ!!!!!
なんかあの20M先くらいに見えるのがブルーファイアー!?
と、思ってたのとだいぶ違った。
この日は結構コンディションが悪くて、見えない方だったらしい・・・・残念〜〜〜〜
周りの煙の量に左右されるみたいで、まぁ自然相手だから仕方ないよなぁ〜〜〜〜
でもこの火を見るのが今回のメインの目的だったからめちゃ悔しい〜〜
と思ってたら、ガイドさんが近くで写真撮って来てくれる、とみんなのスマホを集め出した。
どうやら観光客は硫黄の匂いに慣れてないので近寄れないけど、
ガイドさんは至近距離で撮影できるみたい。
ガイドさんが撮ったのがこちら
めちゃ綺麗ですね・・・・・・
もういいわこれで 満足した!だんだん日もあけてきたし、帰ろ!と思ってたんだけど
この後がむしろすごかった
すごく綺麗なエメラルドグリーンのカルデラ湖!!
そして降りて来た道をずっと登って戻ると・・・・・
ここに来てやっと、私が今まで火口の中にいたことに気づいた。
つまりこう
いやこの火口もとにかく大きくて、エメラルドグリーンの湖も本当に美しくて
地球、、、、地球すごい・・・・・!インドネシアすごい!!!!!!!としか言えんかった
こういう圧倒的迫力の地形とかね・・・・溶岩が流れて作られた形というのがわかって、面白すぎる・・・・・・・
十分景色を堪能したら、1時間かけて下山。
この下山がまたなかなか地獄で、何が地獄かというととにかく砂埃がすごい!!
足元超滑る!!急勾配を登って来たんだから当たり前なんだけど
砂埃がとにかく目に入って、半分くらい目を閉じて歩いていた
絶対ゴーグルあったほうがいい
でも景色はきれ〜〜〜〜たっだな〜〜〜
山じゃんって形の山(語彙がなさすぎる)
下山するとしたはキャンプ地になっていて、昼からでも登山する人は結構いるようだった。
私は完全にブルーファイアーしか興味なかったんだけど、確かに上の景色すごく価値ある
ここでツアーは終了で、ホテルに戻って私は駅で、他の人は港からバリに向かうので解散!
このツアーめちゃくちゃ楽しかったな〜〜〜〜〜〜〜
思ってたより3倍くらい過酷だったけど!!!!!!
東ティモールから来たのに過酷ツアーについて来てくれた友達にも感謝
あと身につけていたアイテム全てから凄まじい硫黄臭&顔の穴全部が真っ黒に(砂埃で)なった
私は完全に山に興味はなかったけどこんな絶景が見れるなら山もいいなあと感じた
インドネシアも後半年だけど、今回でい・・・インドネシアやるじゃん!!!と思いました もっと色々いこう〜〜〜これから雨季に入ってしまうけど・・・・・
余談
インドネシア政府(観光省)は「ワンダフルインドネシア」というスローガンを掲げていて、(結構民間にも浸透している、「がんばろう日本」みたいな感じ?)
仕事でコピー書く時とか「魔法みたいな」とか抽象的なワードは使うなと言われた記憶が未だ強く残る私からすると「何でワンダフルやねん・・・・」と思ってたんだけど
今回のツアーで「確かにインドネシア、ワンダフルだわ・・・・」と思えるようになったのがよかった