2019年旅行まとめ(ほぼインドネシア国内)
- ●ガラハン村(インドネシアの原風景・とても田舎)
- 神の棲む場所・ディエン高原
- 首都ジャカルタ
- バリ
- ブロモ・イジェン
- ロンボク島
- レンボンガン島(バリ)
- カリムンジャワ島
- コモド島
- 港町・スマラン
- ソロ(スラカルタ)
- 東ティモール
●ガラハン村(インドネシアの原風景・とても田舎)
数年前まで電気も通ってなかったような村で、料理もまず火を起こすところから。
シャワーなんてないから、トイレと同じ部屋に貯めてある水桶からすくって浴びる。
赤道直下といえど朝は寒いので、火で沸かした熱湯と混ぜて調節して浴びるという経験・・・
お風呂場がない家もあって、そういう人たちはこういう湧き水の場所で水浴びする。
下流では洗濯を行なっていて、原始的生活すぎて本当に驚いた
協力隊員の先輩が、「そうそう、アフリカとかの村にいたとき、なにも娯楽がないから時間が余るだろうと思ったけど、機械で早く済む家事がないから意外と忙しいんだよね〜」
と懐かしそうに話していた。なるほどなぁ
この村はだいぶ辺境の村なので、1週間に1度開かれる市場が住民の最大の楽しみ。
運良くそのタイミングで居合わせたので訪れたが、楽しそうにアクセサリーやおもちゃを買う若者で賑わっていて、日本の「村」のイメージとは違うなぁと思った
日本の「村」も私たちの親世代はこれくらいの活気があったんだろうか。
神の棲む場所・ディエン高原
非常に高所にあるので、眼下に広がる雲海とサンライズを眺めるツアーがとても人気。
サンライズスポットは大混雑だった。インドネシア人サンライズ好きなんだよねなんか・・・人混みがすごかったが、とても感動的で寒い中訪れる価値があった。
ディエン高原は「神の住む山」とされており、最も古いヒンドゥー遺跡があったり火山活動が活発な地域。
・・・・なんだけど子供向けツアーだったので遺跡には寄らず・・・残念
楽しかったんだけど、7月は私も語学がまだまだだったのでコミュニケーションに関して非常に疲れた・・・でもこんなコミュ力の外国人を誘ってくれたことがうれしくて、インドネシア人の優しさを感じた 今でも連絡とってる
首都ジャカルタ
日本にいるとき、「なんで最初の海外進出がジャカルタ?」と疑問だったんだけど、1年間インドネシアに住むと超納得 めちゃくちゃ親日だもん ここが一番だよ
JKTはインドネシア国内でもかなり人気で、ほとんどの国民がJKTもAKBも知っている。
JKTシアターはショッピングモールの一角にあって、そんなに箱は大きくなかった。200人くらい?男性1000円・女性500円くらいのチケット抽選でチームK2(AKBにもチームKがあるからK2)の公演を観ることができた。
アイドルのライブを見たのは初めてだったけどと~~~~~~っても良かった!!
曲始まって2分で「あ!!!この子好き!!!」が、同行した友達それぞれの胸に出来たようで、それぞれずっと推しを目で追ってしまうのが面白かった
私は一瞬でAyaちゃんのファンになっちゃった マジで目が大きい可愛い 顔小さい 速攻インスタフォローした
そしてジャカルタといえば!!!超巨大ショッピングモール。
郊外デカイオンの比ではない大きさのショッピングモールがそこら中に乱立している。ジャカルタの若者のデートといえばショッピングモールが定番で、どのショッピングモールを選ぶかでセンスが問われるのだとか。
ジャカルタは何度も訪れたが、 日本人が過ごしやすすぎて逆に居心地が悪く感じることが何度かあった。
ブロックMと呼ばれる日本人街(バスケ選手が問題起こしたのはここ)はめちゃくちゃデカいし、日本人向けスーパーもあるし、「県人会」といって「ジャカルタ在住日本人のグループ(佐賀県の会、みたいな)」もやたらと存在する。
2019年5月にジャカルタ在住平成生まれ日本人が集まる飲み会に参加したんだけど、200人近く集まっており、若い世代でもこんなにいるものかと驚いた
大概商社関係が多いので、エリートばかりでオタクがいなくてつまんなかった・・・
ジャカルタは首都だし有名だけど観光する場所があまりないので純粋な観光目的で行く場所ではないかなぁ。あるっちゃあるんだけどね
アジアの先端都市の活気を見たい!という場合はいいかもしれない
一見綺麗になったジャカルタ、実は人口過密・地盤沈下・洪水といった都市問題の巣窟で、2025年にカリマンタン島への首都移転が計画されている。
でもこの計画、何度も立ち上がっては消えている話でインドネシア国民は「まぁ政府はあぁ行ってはるけどなぁ・・・」といった反応なので
今回のコロナ騒動でまたどう転ぶのかわからない。
栄えた部分もあればスラムもあり、日本人がたくさん居て、不思議な街だよジャカルタ
バリ
あとバリはやっぱりオシャレだねぇ欧米の方向向いてるからだとも思うけど
こちらは昔、疫病が流行った際に神が人々に分け与えたという伝説が残っている泉がある寺院で、観光客も伝統衣装を着て沐浴参拝に参加することができる。
これはウブドの道の真ん中で寝そべる犬。かわいすぎる
バリは文化尊重・・・というか伝統芸能保全の意識がかなり高く、小さいころから伝統芸能ダンスを習ったり、コンペティションを行っていたりする。
ブロモ・イジェン
ロンボク島
バリから船で1時間ほどの位置にあり、バリほど観光開発されておらず美しい海を持っているのがロンボク島。
私が訪れたのは特に有名なギリアイランド。
ギリ島にはロンボク島のバリ側にある、3つの小さい小さい離島。
3つあるうち、ギリトラワンガン島が「パーティーアイランド」として最も有名で観光開発が進んでいる。パーティーアイランドという呼び名の通りまぁズンチャカうっさい島だろうなぁと思ったので、一番静かという「ギリメノ」に行った
ギリメノは全然開発されておらず、エンジン付きの乗り物が走っていない。というかほぼ砂なので走れない。島での交通手段は馬車とレンタサイクル。(浜なのでほとんど使えなかった)2時間もあればぐるっと歩ける大きさの小さな島で、とてもよかった。
これはギリメノに限らずインドネシアの海で感じたことだけど、私は夕陽が落ちた直後の海がめちゃくちゃ好きだということに気づいた。
日が沈んでからも、空は向こうの太陽の光を反射していて、その光をさらに浜に寄せる浅い波が受け止めるので、ちらちらキラキラ光って、本当に飽きないんだよね
絶対将来海辺に住みたい
ギリ島はバリから訪れる人も多いしとても小さいので、実質「ロンボク島を訪れた」ことにはなっていないかもしれない。
私の知り合いが2年前ボランティアとしてロンボクの観光局で働いていたんだけど、その方が作った日本語地図や痕跡を見つけることができなくて、少し切なかった。
ロンボクに暮らしていた日本人の知り合いが何人かいるが、みんな口をそろえてロンボク本当に良い。というのでもっとじっくり楽しみたかったなぁ
日本から割とすぐ行けるしまた行きたい
レンボンガン島(バリ)
こちらはバリから30分ほどの離島・レンボンガン島。結構メジャーな島なので訪れたことのある人も多いと思う。
バリの海は透明度はそんなに高くないのできれいな海で海水浴をしたい!!という場合レンボンガンに来ることになると思う
レンボンガンに行ったときマジで仕事で疲れていて、も~~~~やってらんね~~~~
となっていたんだけどとってもいい宿に泊まって、このインフィニティプールでのんびり過ごして、シュノーケリングしたり散歩したりしたら回復した。
人類に必要なのは海
泊まったコテージが非常に良かった。最高だった。5組ほどしか泊まれない小さなコテージで、インフィニティプール(海とプールがつながってるように見えるプール)もあって、何よりオーナーが優しかった。
カリムンジャワ島
カリムンジャワは最近有名な秘島。
TABIPPOでも記事書いた→
カリムンジャワは記事書いたので気になる人は記事読んでください
コモド島
これはこのブログに記事書いた
いや~~~本当に良かったなぁコモド島
こんな素晴らしい観光地があまり有名でないインドネシア、本当にもったいない!
とも思うけど、超巨大リゾートホテルが建設されてるのを見るとなんだか何とも言えない気持ちになるので
最善な観光開発とプロモーションって何だろうなぁ、と考えてしまう
プロモーションってお金がないと始まらないから、結局リゾートホテルが一番頑張ってプロモーションしてくれたりするんだよね
港町・スマラン
スマランは、住んでいたジョグジャからシャトルバスで3時間ほどの大きな港町。
国内的にはそこそこ有名な観光地であるのと、知り合いの日本人が住んでいるので訪れた。
港町といっても大都市なので、海は美しくはないんだけど、オランダ統治時代からの建築物やエキゾチックな香りが残る、めちゃくちゃいい町だった。
日本でいうと神戸かなぁ あんな綺麗じゃないけど
まぁ詳しくはタビッポ記事に書いてあるから興味あればどうぞ・・・・
スマランで良かったのは、この古い町並みを歩いていて、ある洋館にふらっと入ったのがきっかけで、政府から観光地コミュニティ開発員として派遣されているインドネシア人と仲良くなり、付近を案内してもらったこと。(日本でいう地域おこし協力隊みたいな感じかなぁ?)
数年前まで廃墟同然だったオランダ洋館の通りをリノベーションしたり、地域ガイドの育成をしたりしているそうで、写真大好きなインドネシア人らしく、うまい写真の撮り方を教えてもらったりしながら周辺を歩いた。
この時点ではそこそこインドネシア語ができるようになっていたので、ストレスなく話せて楽しかったし、何より彼の地域愛を感じたのがとても良かった。
それと、お世話になった日本人の方(インドネシア人とご結婚されている)オススメのお土産を買いに行ったり、マンゴスチンのジュースを飲んだり、スマラン在住の日本人会にお邪魔させてもらったり・・・・
ひとり旅にもかかわらず、いろんな人に良くしてもらって、本当に楽しく充実した旅になった。
スマランは、第二次世界大戦終了直後、残留日本軍と在住インドネシア人の間で武器を巡って争いが起こり、2000人以上が亡くなったスマラン事件の舞台でもある。
スマランに訪れた後、この時生き残った日本人の手記を読んだ(おそらく自費出版)が、壮絶だった。
スマラン事件はインドネシア人の多くが知っている事件だけど、日本人はほとんど知らない・・・というより第二次世界大戦後の混乱として世界各地で起こってたことなんだろうなぁ、と思う
それは置いといてスマランはとてもいい場所なのでレトロな場所とかカメラ好きな人にはめっちゃおすすめです
ソロ(スラカルタ)
ソロは、日本でいう奈良のような古い街・・・・と聞いて訪れたんだけど
一緒に行ってくれたインドネシア人友人はすでに6回目とかで、日本人にとってメジャースポットになっている王宮とか寺とはま〜〜〜〜〜〜〜ったく行かず、インドネシア人最新スポットを連れ回してもらって超楽しかった。
朝6時半の電車で行ったんだけど、出発1分前になっても友達が来なくて、インドネシア人の時間感覚に苦笑したのもいい思い出
「王族の分家がある古い街で、日本人観光客は老人が多い」
という勝手なイメージを持っていたのが、すごくオシャレで、日本よりもクオリティの高い工場施設などを訪れられて、絶対これを紹介した〜〜〜〜〜い!!!!と思って記事書いた↓
こちらの記事、面白いか面白くないかはおいといて、日本語情報としてまったくインターネットになかった施設を自分の手で紹介できたことが嬉しかった。
カリムンジャワとかはもう結構いろんな人に記事書かれてるから・・・
もし友達に連れて行ってもらわなかったら、「ソロは行かなくてもいいかなぁ遺跡あまり興味ないし。」と、訪れなかった可能性があるから、本当に「百聞は一見に如かず」だと感じた
東ティモール
歴史で習って以降ずっと行きたかった東ティモール旅行はブログに書いた
この2週間後には旅行なんてできない状況になっていたので、ラストタイミングだった本当に・・・
まとめ
数えてみたら明らかに月イチ以上の頻度で旅行してたんだけど、それでもまだまだ10箇所くらい訪れたい場所があって、インドネシアはまた絶対行きたいなぁ。スマトラ島とか、アチェ(スマトラ地震の時に一番大変だった場所。ダイビングがすごい)とかラジャアンパットとかマナドとかトラジャとかカリマンタンとかプラウスリブとか・・・・・めっちゃある!!!
せっかくインドネシア語できるし、観光業を支えたいしこの騒動が終わったらまた周遊したい。
この一年旅行しまくって思ったのは、言葉が通じる国を旅行するって楽しいなぁ、ということ。
「ハイハイ外国人観光客ね・・・」という態度だった人にインドネシア語で話しかけると、それだけで「インドネシア語できるの!?」と、ぱぁっと顔が明るくなって、話が弾んで仲良くなることもできることが度々あった。(コミュ障オタクでも)
インドネシア語、世界でトップレベルに簡単な言語(らしい)のでおすすめだよ人口4位の国だしマレーシア語ともだいぶ近いし、中国語の次にオススメ
あと、どこの人たちも優しかったなぁ
インドネシア人の優しさを感じた旅行漬けの一年だった
今後観光業を第二位産業にしたいインドネシア政府、(現在国内産業4位)観光に投資しすぎて医療予算がなくコロナ対策が打てなかったと国民にめちゃくちゃ怒られているそうだけど
観光地のポテンシャルは本当に本当にすごいので(何回言うねん)
私が観光局員として働いたのはたった1年だったけど、今後も何かしら応援したいなぁ〜
インドネシア観光してみたい!と思った人、バリじゃなくてバリの次に有名な観光地のジョグジャに行きましょう。
超オススメの観光地だけど旅行っていうか住んでて旅行に含まれないので今回紹介してません
→
こっちはジョグジャの観光地詳細ブログ。こちらも更新してました。