とろ

なんとかならないか考え考え日が暮れる

2019年度・オタクの映画感想(羅小黒・プロメア・名ピカetc)

 2019年度は海外にいたこともあり、去年に比べるとだいぶ観た映画の本数は減った。
 
映画って案外、「一週に一本観る」というノルマを課さないと進んで観ないんだなぁと思った(自分は)
 
ただその少ない本数の中で、羅小黒戦記という大大大ヒット作に出会ったので大満足です
2019年観た映画の感想を書いていく
 
 
 
2019年ベスト映画 羅小黒戦記(ロシャオヘイ戦記)
 

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21世紀最高にカワイイ中国アニメ映画。
もうめちゃくちゃ、めっちゃくちゃ良かった!!良すぎて1か月くらい1人で50人分騒いでた(うるせ~)
カワイイだけでなく、映像・ストーリー・キャラクター、すべてが良かった。
 
舞台は現代中国。森に住む猫の妖精(妖怪?)が人間の自然破壊によって住処を追われるところから始まる
 
(これは予告じゃないけど可愛いが詰まっているから貼った)
 
羅小黒戦記は映画好きの間で9月くらいから有名になっていて、ツイッターで予告編が回ってきて知ったんだけどその時点で可愛すぎて絶対観る!と思っていた
 
 
「中国映画って観たことないけど大丈夫かな...?意味わかるかな?」と不安と期待が混ざりつつ観にいったにも関わらず、開始5分でどうでもよくなるくらい引き込まれた。
というか日本のアニメが好きな人たちが作っているので、その辺りの不安は言われなければ気づかないレベルだった
 
 
主人公の小黒(シャオヘイ)がほんと~~~~に可愛い、可愛すぎる
この映画観終わった後10分以内に「かわいい」を口に出さなかった人多分いないと思う
シャオヘイは妖精なので、子猫の姿だったり8才の少年の姿だったり姿を変えるのだけど、
子猫状態の動きは「動物!」て感じでリアルかわいいし、少年状態も感情を全身で表現!という感じで可愛い
 
そして何より、アニメーションが素晴らしすぎる、全編NARUTOのOPか!?てくらい動くしめちゃくちゃ安定感がある
絵がうますぎて開始10分で100%満足したもん 絵がうまい それが100分続く 混乱してくる 
背景も中国の原風景から現代都市まで細かく美しく描かれていて、ちゅ、中国旅行したい・・・となった 中国への好感度が爆上がりする コロナ騒動終わったら絶対中国旅行する
 
 
 
羅小黒戦記で初めて、映画を見終わった後の劇場全体の興奮を味わえたのも良かった。
私が観に行ったのはかなりだったので、他の客も初見の映画好き・そして多分オタク。(というか中国人が多め?)
映画が終わった後、小さな劇場全体が「・・・・・・・」と静かに興奮しているのを感じた
ああいう感じを味わえる映画って滅多にないなぁと思う
 
 
私はあまりに興奮して、映画観終わった後2時間くらい友人と語って(主に可愛いしか言ってない)も足りず、「この子は絶対この映画好き!!」て友達に「観て!!!!」と送りまくるなどした(害悪オタク)
今後、ここまで人に強烈にすすめたくなる映画もないと思う
 

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キャラデザもいい 哪吒のキャラデザが本当に好き
 
個人的に複数の友人に、「シャオヘイがめっちゃ私の絵」て言われうれしかった 確かに描きやすいです
シャオヘイと哪吒が好き 哪吒のデザインかっこ良すぎませんか
 

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WEB版
WEBアニメ版も可愛いよ~~~~~
 
ショートショートなのと話が少しわかりづらいので脱落しやすいんですが
「わからなくてもとりあえず続きに進む」て感じで進むとすぐです
絵がぷにぷにして可愛い、なんかカートゥーンでも日本のプチキャラでもない新しいバランス
そしてキャラデザが本当に可愛い
 
本当は映画本編について、全キャラに寄った細かい感想を書きたいのだけど、帰国したらコロナで映画に行けなくなってしまった...夏に上映される予定の吹き替え版?がとにかく楽しみ
 
 
 
レゴムービー1・2

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6歳の心を持った大人が全力で楽しく作った映画!という感じで、最高だった、レゴムービー
 
舞台はレゴの人形たちが暮らす世界。セット全てがレゴでできていて、それだけで興奮する(子供なので)
 
レゴムービーの評判は結構前から一部のオタク界隈高かったので気になりつつ、レゴのCMみたいな男児向けだったらイマイチ唆られないかも...と敬遠していた。
実際観るとものすご〜〜〜くよかった、CGがすごいのはまあ当たり前として、ストーリーが本当によかった...いや自分の思い込みで敬遠するもんじゃないですね...
 
ネタバレになるからストーリーは書かないけど、きちんと王道で子供に大事なメッセージを伝えつつ、付き添いで映画館に来ている「過去レゴで遊んだことがある大人」を揺さぶりにきてる感じだった シリコンバレーで働くパパ会社員が翌日周りに勧めまくっている様子が目に浮かぶ...
 
吹き替え版の会話のテンポもめちゃくちゃ良い、子供も大人も笑えるギャグ、大人しかわからないだろう、みたいなギャグも...
声優のキャスティングもものすごく合っていた。150のキャラを8人の声優で回すという鬼キャスティング 不機嫌でかっこいい沢城みゆきが好きな人は是非
 

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ユニコーンのレゴ、ユニキャットが可愛い
2は1に比べると、1ほどびっくり!(伏線構造上仕方ない)はなかったんだけど、
小さい兄妹独特のすれ違いや愛情が描かれていて泣いてしまった
 
 
 
プロメア4DX

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所感です
グレンラガンキルラキルスタッフによるリピーター続出超ロングランアニメ映画。
ピンクと黄緑の炎の表現が終始美しくてハーーーとなった 発想がすごいよね、色彩の 映画館で観れてよかった
 
ストーリーについては、「これは...2クールアニメでやる内容では!?」と思った。
具体的に言うと「プロメアは実は地球外生命体~」のあたり。生命繊維やんけと思いつつ、いや「実は~」とか言われてもまだこの世界観に入って1時間くらいやから衝撃が薄いよ...と
 
でもなんというか、キャラは可愛い、個性的だし、テンポがいいし、視覚的に楽しいので周回する人たちもわかる。脳みそを使わない 
 
なんか薄い感想になってしまったんだけど、公開からだいぶ経って要らん情報のインプットだらけの中見てしまったので、個人的に「事前情報なしで観たかった映画2019NO.1」です
海外在住の何が辛かったって、映画にいけないことだよ
 
6月~10月、偏ったTLから偏った情報を得続けた結果
 
●リオ君は女の子でもCVかないみかでもない
●リオ君は本編でメイド服を着ない
●アトラクションや薬に近い
堺雅人は敵だしめっちゃ堺雅人
 
みたいな、断片的すぎる情報で挑んだ。まじで事前情報なしで観たかった
 

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メイド服似合いすぎるから着せたくなるのはわかる

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4DX
4DXは、足元でぷしゅぷしゅするやつの位置が低身長用じゃなくて惜しい!!と思った
 
 
 

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私もコダック背負いたい
可愛かった!めんどくさポケモンオタク、満足!というか納得
何より、監督のポケモン愛が非常に伝わってきて、「う~~~~ん私もポケモン世界行きたい!!!」となったので満足だった 以下は老害ポケモンオタクの感想です 観たのは英語音声インドネシア字幕なので理解しきれてるが微妙
 
ストーリー的には他所でさんざん言われているように、綿密な設計ではなかったんだけど、場面転換も多く、最後まで楽しめる映画だったと思う...
というより綿密なストーリーとか必要ない気がしない?この映画(あるに越したことはないけど)
ストーリーがシンプルだからこそ、純粋にポケモン世界観を楽しめる映画だった ジュラシックパークとか「恐竜がいる世界」を楽しむ映画だと捉えたら全然OK
 
私はポケモンだいすきなくせにポケモンGOに関しては
ポケモンが現実世界に来るんじゃなくて、私がポケモンの世界に行きたいんだが???」とか言って敢えてやらないようなめんどくさ老害オタクなんだけど、
「名探偵ピカチュウ」は「ポケモンと生きる世界」をオタク以外にもイメージしやすくするために、こういうリアル実写(ふわふわキモカワ)の形をとったんだなぁ、と、映画を観てやっと理解できた。
 
不満を挙げるとすると、
 
ポケモンの種類の少なさ
後半になると、同じポケモンばっかり出てるな...みたいなのが気になった。
これは私が多くのポケモンを知ってしまっているからで、知らなければ気にならないと思う。オタクめんどっ
 
●一部ポケモンのリアル感が統一されていない
タブンネだけなんかゲームそのままっぽく感じてしまった(オタクめんど)
 
 
でも、とにかくポケモンが可愛くて、愛にあふれていて、大満足だった
ドダイトスはドリームだよね~~~~~~わかるなぁ~~~~
 
私がポケモン映画作るならトロピウスに乗って空を飛ぶシーンとネオラントにつかまってダイビングするシーンとチルタリスにくるまって野宿するシーンを入れたい
 
 
 
↓ここから雑多映画感想
 
 
 
 
チョロい男女のインドネシア恋愛映画
「Ada apa dengan cinta」(邦題:ビューティフル・デイズ)
 

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インドネシアの超名作映画。チンタちゃんっていうインテリ陽キャの女子高生と、陰キャだけど賢くて詩のセンスがあるランガくんと恋愛の駆け引きをするドラマ。
 
インドネシアに住むにあたって、生活文化や価値観を学ぶのって、映画がちょうどいいよね!と思いネットフリックスで観た。
1は10年以上前の映画だが、主人公のチンタちゃんの部屋にカードキャプターさくらのポスターが貼ってあったり日本文化の流入具合も学ぶことができよかった。10年前のインドネシアだと考えるとチンタちゃんかなり上流社会なのですがまぁそこは
 
相手役のランガ君の俳優はインドネシア人とドイツ人とのクオーターで、顔がマジでいい(というか気難しそう。インドネシア人、気難しそうな顔の人間滅多にいないのでこの役ができるのはこの俳優だけだと思う)
 
ストーリーは...
チンタちゃん「学校の詩の課題、今回も私が一番に決まってる」
学校「優勝はランガくんです」
チンタちゃん「誰そいつ!?」
→気になっていく
 
みたいな感じ。ランガ君がツンデレで可愛い。
チンタちゃんがランガ君を振り向かせるためにいろいろ仕掛けるんだけど、全部策略通りにランガ君がハマるのでチョロくて面白い
アジアの映画を見ると、日本映画とか欧米映画の王道パターンがなくて楽しい
 
 
 
第2作目は1作目から10年後、遠距離だった二人がジョグジャという都市で再会する話。
 
10年後成長したランガ君があまりイケメンでなくなっていてショックだった...
インドネシア人、マジで少年時代までは本当に顔可愛いんだけど大人になると微妙...てなる男の人多いんだよ(完全に好みの話です)
でも子供時代は本当に全員かわいい。
 
私チンタちゃんみたいな女の子現実にいたら絶対嫌いなタイプだなぁ、と思ったんですが
それくらい親近感?が感じられる映画になっているという意味で良作だと思う
 

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このヘンテコ施設がラストシーンに使われて以降人気スポットに
2の舞台になった廃墟の観光地がだいぶ人気施設になっており、日本人をかなり案内した
 
 
 
 
ゴジラ キングオブモンスターズ
 
 
評判通り、怪獣が暴れまわって楽しい映画だった...シンゴジラは人間VSゴジラで課題解決型だったけど、このゴジラは巨大怪獣に対して人間なすすべなさすぎて笑ってしまう いやそれをなんとかしようとする映画なんですが
 
こちらもインドネシア語で視聴。インドネシアは映画がとにかく安く、一回300円くらい。(その代わりポップコーンなどは日本と同じくらいの値段がする)
 
ゴジラゴジラ狂のサイトーおじさんの関係が良かったインセプションを観てから渡辺謙のことをサイトーおじさんと認識してしまう)
 
あまり関係ないんだけど、こういう「人類の大半が死んだ...」みたいな導入から始まる映画って、「あ、私死んでるなこの世界」と思いながら観るので完全に人間が勝っても怪獣が勝ってもいいや、てノリで気軽に観れる ハンターハンターの世界とかも私多分生き残ってないもん
 
 
こんな薄い感想書いてゴジラオタクに怒られそう、他シリーズもちゃんと観ます
 
 
 
アナ雪2
 
こちらもインドネシア語で...子供向けだから理解できるやろ!と思ったらゴジラピカチュウよりも難しかった。
中途半端に字幕のインドネシア語を追ってしまうので混乱するんだよね、英語は完全に理解できるほど聞き取れないしで...なのでストーリーの話はあまりできない
インドネシアは何故か、アナ雪ほどの有名タイトルの子供向け映画でもインドネシア語吹き替えがない。小学校就学前の子供は字幕がインドネシア語でも追えないはずなので、(インドネシア人がインドネシア語を学習するのは小学校からで、それまでは地方ごとに別の言語を使っている)どうやって見てるんだろうという疑問がある、ある程度英語ができる?(友達も初代ポケモンは英語で遊んでたと言っていた)
 
 
なので映画本編について話せることが少ない...雪のCG、布のCG、髪のCGのディティールが神がかっていて映画館で観てよかった...くらい(薄すぎる)
いやよかったんだけど細かく感想を描けるほどセリフを理解できている自信がない
 
エルサが氷を地面にバッッッ!とやるやつ、あれ私もやりたい
アナが相変わらずまっすぐで良かった 巨人に石投げるシーン好き 巨人とばっちりすぎて扱い酷くない?と思ったけど
 
 
サメ映画2作 (どちらも2019年以前の映画です)
 
私は小学生のころ「ディープ・ブルー」(天才的知能を持ったサメ数匹が施設内の人間をどんどん食べていくパニックサメ映画)を観てから2年くらい海に行けなくなったというトラウマがあり、一方的にサメのことを恨んでいる。
最近は自分のサメ克服具合を確認するために自らすすんでサメ映画を観ています
 
 
Meg
 

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深海探索チームが、絶滅した超巨大サメ(23m)を揺り起こしてしまい、このままだと海の安全がヤバイ!というパニック映画。
 
サメ映画らしく2,3回ヒヤヒヤシーンがあって楽しかった、あと最初から23mのサメというぶっ飛び設定なので、「結構これ無理やろ!!!」みたいな解決方法が出てくるのもホビアニで面白かった
 
主人公は引退したレスキューダイバー(ステイサム)で、引退したのでタイのビーチでビール飲みながら腐ってるんだけど、旧仕事仲間から「助けてくれ!おまえじゃないと・・・」みたいな勧誘を受け、トラブルに巻き込まる。
私もそういう伝説の退役軍人みたいな役やりた~~~~い
 
 
ロスト・バケーション

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サメがそこそこ賢くて怖い

 

医学生女子がサメに襲われ、知識を駆使しながら対峙する映画」と紹介されていたけど、思ったより医学要素少なかったような...
 
サーファーである主人公が亡き母の思い出のビーチである秘境でサーフィンをしていると人食いサメからの襲撃を受け、ビーチから200m離れた浮島で格闘する...というストーリー。
 
「陸が見えているのに助けを呼ぶことができない」という絶望感が新しくて面白かったんだけど、私が一番ウケたのはラストシーン。
 
(ネタバレ)
あれだけサメで散々な目にあった主人公がサーフィンを続けているシーンで終わるんだよこの映画...メンタルがすごすぎる
 
なんだろう、たぶん2パターンあって
 
①またサメに遭ったらその時はその時だと思っている(刹那の世に生きている)
 
②またサメに遭ったら今度も返り討ちにしてやると思っている(強い)
 
のどっちかだよな...私は「まじかよ」と思ったんだけどカリフォルニア人的には当たり前なのか?これ
よくも悪くも一番印象に残ったラスト...
 
ロストバケーションは海がめっっちゃくちゃ綺麗なので、海好きならオススメ!
 
 
 
以上。あまり量を観ていない割に長くなったので終わります
 
 
昔はfilmarksというアプリで映画の感想を書いていたんだけど個人的でオタクな感想を書き辛いので(私だったらトロピウスで大空を飛び回るシーンを作りたい、とかそういう系の)
ブログの方が気楽。文字数多いツイッターのノリで書いている 
 

絵を入れたのはなんとなく...だけど映画とか見た後絵にした方が自分がどこが印象に残ったのか後から思い出しやすいからいいかも

はやく映画館で映画見れるようになりたいね〜〜